このような手足の痛みでお悩みはありませんか?

日常生活の中で、手足の関節が固くなったような感覚や、思ったように動かしにくいと感じることがあれば、手・足首の関節や付随する腱が炎症を起こしている可能性があります。また、手足に疾患がある場合は、特に朝に症状を感じることが多いと言われています。心当たりがある方は、放置をせずに検査を実施することをお勧めします。
手足が痛い・こわばる原因
手足の痛みやこわばりは、寝ている間に体が冷えることや疲労の蓄積が原因となり、手首、足首、周辺の筋肉や腱が血行不良を引き起こすことで発生します。他には、加齢が原因となって、関節間でクッションの役割を果たしていた軟骨がすり減ったことにより痛みが生じている可能性もあります。
手足の痛み・こわばりをともなう疾患
手足の痛みを発症する主な疾患としては下記の通りです。いずれも自然に治癒することは殆どなく、医師の診断が必要なことから、手足の痛みやこわばりを感じている方は早期の検診を受診することが重要です。
関節リウマチ
関節リウマチは、免疫の異常や関節の炎症によって骨や軟骨が破壊されて関節が損傷し、進行すると関節が変形してしまう疾患です。初期症状としては、症状が起床後30分の間に表れやすい「朝のこわばり」や、手足の関節で左右同時に起こりやすいことなどが特徴です。
線維筋痛症
線維筋痛症(せんいきんつうしょう)はリウマチ性疾患に分類されますが、免疫の異常や炎症といった症状は起こりません。40~50代の女性に多く、手足だけでなく全身の筋肉がこわばることや、通常の検査では何も異常がないとされることが特徴です。
ばね指
指を酷使したことによる負荷や関節リウマチが原因で指の腱が炎症を起こし、腱鞘や腱が肥大化することで指が曲がったまま動かせなくなる疾患です。無理やり指を伸ばしてもバネで弾かれたように戻ってしまうことが病名の由来となっています。
膠原病(全身性エリテマトーデス:SLE)
膠原病(こうげんびょう)とは、免疫が異常を起こしたりことで全身の筋肉や関節が炎症を起こす病気の総称で、免疫の機能が異常を起こして自分の体を攻撃してしまうことで発症します。発症すると発熱が続く他、手足だけでなく全身の関節に痛みやこわばりの症状が起こります。
パーキンソン病
パーキンソン病は、脳の特定の領域がゆっくりと進行性に変性していく病気です。 特徴として、筋肉が安静な状態にあるときに起こるふるえ(安静時振戦)、筋肉の緊張度の高まり(こわばり、筋強剛)、随意運動が遅くなる、バランス維持の困難(姿勢不安定)などがみられます。
手足のしびれ
手足のしびれは一時的な圧迫によるものだけでなく、様々な疾患のサインである可能性があります。考えられる疾患として、頸椎症や腰椎椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、糖尿病性神経障害、ビタミンB12欠乏症、甲状腺機能低下症、多発性硬化症、ギラン・バレー症候群などがあります。
「いつものしびれか…」と安易に考えるのではなく、症状が悪化する前になるべく早く受診するようにしてください。原因によっては適切な治療を早く始めることで、症状の進行を抑え、後遺症を最小限に抑えることができます。特に脳血管障害は発症から時間が経つほど神経細胞の損傷が進み、回復が難しくなります。 また、痺れが徐々に悪化する場合や、痺れに加えて筋力低下や運動障害、感覚異常が伴う場合は、重篤な疾患の可能性が高いため、すぐに当院へご相談ください。
手足のしびれ・痛み・こわばりは盛岡市のくわた脳神経外科クリニック
盛岡市にあるくわた脳神経外科クリニックでは、手足のしびれの原因を突き止め、適切な治療を行うためにMRI・CT検査を行い、院長による丁寧な診察を心がけております。しびれの症状を軽減・治療するために低周波治療器やレーザー治療器などの治療器も数多く導入しており、これらの治療を求めて受診する患者さまも数多くいらっしゃいます。手足の痛みは、盛岡市にあるくわた脳神経外科をお気軽に受診ください。