ストレスと脳の関係

ストレスと脳の関係

院長ブログ

ストレスと脳の関係

ストレスと脳の関係

こんにちは。岩手県盛岡市にある、くわた脳神経外科クリニックです。

現代社会は「ストレス社会」とも呼ばれ、職場や家庭、人間関係など、私たちは日々さまざまなストレスに囲まれて生活しています。ここ盛岡市でも、冬の厳しい寒さから春への季節の変わり目など、気候の大きな変化が知らず知らずのうちに心身のストレスになっていることがあります。

皆さんは、ストレスが心や胃腸だけでなく、「脳」にも大きな影響を与えていることをご存知でしょうか? 今回は、脳神経外科の視点から「ストレスと脳の関係」について分かりやすくお話しします。

ストレスを感じたとき、脳では何が起きているのか?

人がストレスを感じると、脳の視床下部という部分が反応し、ストレスに対抗するためのホルモンを分泌するよう指令を出します。一時的なストレスであれば、この仕組みが働くことで危機を乗り越えることができます。しかし、長期にわたって慢性的なストレスを受け続けると、脳に以下のような悪影響を及ぼし始めます。

記憶力の低下(海馬への影響)

脳内で記憶を司る「海馬」は、ストレスホルモンに非常に弱いという特徴があります。強いストレスが続くと海馬の神経細胞がダメージを受け、結果として「最近、物忘れが多くなった」「集中できない」といった症状が現れやすくなります。

感情のコントロール低下(扁桃体の過剰反応)

不安や恐怖といった感情を処理する「扁桃体」が過剰に働き、少しのことでもイライラしたり、不安を感じやすくなったりします。

自律神経の乱れ

脳の指令がうまく伝わらなくなり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。これが、頭痛、めまい、耳鳴りといった身体的な症状を引き起こす原因となります。

このような症状はありませんか? 脳からのSOSサイン

ストレスによる脳への負担は、日常的な不調として表れます。当院にお越しいただく患者様からも、次のようなご相談をよくお受けします。

・原因不明の慢性的な頭痛が続く

・フワフワするようなめまいがする

・夜なかなか眠れない、途中で何度も目が覚める

・物忘れが増え、仕事や家事でミスが多くなった

これらの症状は「ただの疲れ」と見過ごされがちですが、実は脳が発しているSOSのサインかもしれません。

脳をストレスから守るための習慣

脳を健康に保ち、ストレスから守るためには、日常生活のちょっとした工夫が大切です。

質の良い睡眠をとる

睡眠中は、脳が日中のダメージを修復し、情報を整理する大切な時間です。就寝前のスマートフォンの使用は控え、リラックスできる環境を整えましょう。

適度な運動を取り入れる

ウォーキングなどの軽い有酸素運動は、脳の血流を良くし、ストレス解消に効果的です。盛岡には中津川沿いや盛岡城跡公園など、豊かな自然を感じながら散策できる美しい場所がたくさんあります。休日は少し足を伸ばして、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

デジタルデトックスの時間を設ける

常に大量の情報に触れていると、脳は休まりません。1日のうち少しでも、テレビやスマートフォンから離れてぼーっとする時間を作ってみてください。

おわりに

ストレスを完全にゼロにすることは難しいですが、上手に付き合い、脳を労わることは可能です。もし「頭痛が治らない」「めまいが気になる」など、脳に関する不安や長引く不調がありましたら、決して一人で我慢せずに当院へご相談ください。

盛岡市のくわた脳神経外科クリニックでは、地域の皆様の健康な毎日をサポートするため、丁寧な診察と分かりやすい説明を心がけております。どうぞお気軽にご来院ください。