皆さん、こんにちは。岩手県盛岡市にある「くわた脳神経外科クリニック」です。
盛岡市も季節の変わり目や寒暖差が激しい時期には、気圧の変化などから頭痛を訴えて来院される患者様が非常に多くなります。頭痛は仕事や家事、勉強など、私たちの日常生活の質(QOL)を大きく低下させる厄介な症状です。
「ちょっと頭が痛いけれど、薬はクセになりそうだから我慢したほうがいいのかな」「いつ頭痛薬を飲むのが一番効果的なんだろう」と迷った経験はありませんか?
本記事では、地域医療に携わる脳神経外科の専門医の視点から、頭痛薬の正しい飲むタイミングや、片頭痛における注意点について、わかりやすく解説します。
目次
Toggle結論:頭痛薬は「痛みが始まったら早め」に飲むのが鉄則

多くの方が「薬に頼りたくない」「痛みが我慢できなくなってから、どうしても辛い時だけ飲もう」と考えがちですが、医学的な観点から言うと、実はこれはあまりおすすめできない飲み方です。
市販の頭痛薬(鎮痛剤)の多くは、痛みのもととなる物質(プロスタグランジンなど)が体内で作られるのをブロックする働きを持っています。痛みがピークに達し、限界を迎えてからでは、すでに体内に痛み物質が大量に放出されてしまっているため、そこから慌てて薬を飲んでもなかなか効き目を感じられなくなってしまいます。
そのため、「頭痛が始まりそうだな」「痛みがきたな」と感じた初期の段階で、できるだけ早めに服用するのが、最も効果的で賢い使い方です。ただし、胃への負担を減らすため、なるべく空腹時を避けて多めの水で飲むことも忘れないでください。
片頭痛と市販薬の限界について
頭痛と一口に言っても、その原因や痛みの種類はさまざまです。中でも若い世代から働き盛りの方に多く、非常に厄介なのが「片頭痛」です。ズキズキと脈打つような強い痛みが特徴で、光や音に過敏になったり、動くと痛みが悪化したり、ひどい時には吐き気を伴うこともあります。
一般的な市販の頭痛薬は、緊張型頭痛や軽い片頭痛には効果を発揮することもあります。しかし、痛みが強い場合や頻繁に起こる片頭痛に対しては、十分な効果が得られないことが少なくありません。
片頭痛には、脳の血管の異常な拡張を抑え、神経の炎症を鎮める「片頭痛専用の治療薬(トリプタン系薬剤など)」が存在します。市販薬で対処しきれない片頭痛にお悩みの場合は、無理をして市販薬を飲み続けるのではなく、専門医の適切な診断と処方を受けることが改善への一番の近道です。
要注意!頭痛薬の「飲み過ぎ」が新たな頭痛を引き起こす
「早めに飲むのが良い」とお伝えしましたが、飲む頻度には厳重な注意が必要です。
頭痛薬を手放せず、月に10日以上(週に2〜3回以上)飲むような状態が長期間続くのは大変危険です。(※日本頭痛学会のガイドライン等においても、月に10日以上の鎮痛薬の服用は新たな頭痛を誘発するリスクが高いと警告されています)
薬を頻繁に飲むことで脳が痛みに敏感になり、薬が切れるとすぐに頭痛が起こる「薬物乱用頭痛」を引き起こしてしまうためです。
「いつも薬を持ち歩いていないと不安だ」「最近、規定の量を飲んでも薬が効かなくなってきた」と感じる場合は要注意です。自己判断でさらに強い薬に手を出したり、飲む量を増やしたりせず、すぐに服用を見直して専門の医療機関にご相談ください。
盛岡市で頭痛にお悩みなら「くわた脳神経外科クリニック」へ
頭痛は「たかが頭痛、いつものことだから」と放置されがちですが、中にはくも膜下出血や脳腫瘍など、命に関わる重大な脳の病気が隠れていることもあります。「バットで殴られたような激しい痛み」「手足のしびれや、ろれつが回らない症状を伴う痛み」を感じた場合は、一刻も早い受診が必要です。
当院では、丁寧な問診と精度の高いMRI検査などを通じて、あなたの頭痛の根本的な原因を正確に診断します。必要に応じて片頭痛の予防薬の処方や、一人ひとりのライフスタイルに合わせた最適な治療計画をご提案いたします。
盛岡市や近隣にお住まいで、長引く頭痛や薬の効かない痛みにお困りの方は、ぜひ一度「くわた脳神経外科クリニック」の脳神経外科外来までお気軽にご相談ください。
盛岡市のくわた脳神経外科クリニック
院長 桑田知之
- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本脳卒中学会専門医
- 日本医師会認定産業医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
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